Notion AIで30分の講演を文字起こし|人名に誤りはあったが、要約は大筋を捉えていた
講演の内容を後から振り返るとき、文字起こしと要約はどのくらい役立つのでしょうか。
私は30分の講演をNotionで文字起こしし、その文章をNotion AIで要約しました。
結果は、文字起こしでは人名や専門用語に間違いがありましたが、要約は講演の大まかな内容を正確に捉えていました。
この記事では、実際に使って分かったことと、その経験を踏まえた整理の方法を紹介します。講演内容そのものは公開せず、文字起こしと要約の使い勝手に絞ってお伝えします。
文字起こしした文章を、読み返しやすくするには
講演を文字に残すことと、後から読み返しやすく整理することは、別の作業です。
文字起こしは、発言を詳しく確認するために使えます。一方、要約は「どのような話だったか」を短く振り返るために使えます。
長い文章から要点を探したいときには、この二つを分けて残しておくと便利です。
| 記録の種類 | 主な使い道 |
|---|---|
| 文字起こし | 発言や細かな説明を確認する |
| 要約 | 主題や重要なポイントを振り返る |
| 自分のメモ | 感想や、今後試したいことを残す |
要約では細かな説明が省略されることもあるため、元の文字起こしも確認できる状態にしておくと安心です。
Notionで文字起こしと要約を行った結果
今回、文字起こしだけでなく、その後の要約もNotionで行いました。
実際の利用内容と結果は、次のとおりです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対象 | 30分の講演 |
| 文字起こし | Notionで実施 |
| 要約 | Notion AIで実施 |
| 文字起こしで気づいた点 | 人名や専門用語に間違いがあった |
| 要約の仕上がり | 大まかな内容は正確だった |
今回は、一つの講演についての体験です。認識の正解率や作業時間は測定していません。そのため、この記事では数値による性能評価ではなく、実際に確認できた結果を紹介します。
実際に行った作業手順
1.30分の講演を文字起こしする
まず、講演の内容をNotionで文字にしました。
文字起こしを確認すると、人名や専門用語に間違いがありました。文章として読める形になっていても、細かな言葉まで正しいとは限りませんでした。
特に名前や専門用語を正確に残したい場合には、資料などと照合する必要があります。
2.文字起こしした文章を要約する
続いて、その文章をNotion AIで要約しました。
要約は、講演の大まかな内容を正確に捉えていました。人名や専門用語に誤りがあっても、全体の流れを振り返る用途には役立つと感じました。
3.細かな表記と話の大筋を分けて確認する
今回分かったのは、「文字起こしの細かな正確さ」と「要約が話の大筋を捉えているか」は、分けて確認した方がよいということです。
要約が自然に読めるからといって、そこに含まれる名前や用語まで正しいとは限りません。反対に、一部の言葉に誤りがあっても、大筋を確認するために使える場合はありました。

「講演内容の公開を控えるため、題名と本文を墨消ししています」
講演の整理に使える指示文
今回の経験を踏まえ、講演の整理に使える指示文をまとめました。
以下は読者向けの活用例です。今回実際に入力した指示文を、そのまま再掲したものではありません。
大まかな内容を短く把握したいとき
「以下の講演の文字起こしを、主題と重要なポイント三つに分けて要約してください。原文にない情報は加えず、不明な内容は推測しないでください。」
まず全体像をつかみたいときに使う指示です。要点を三つに絞ると内容が省略されるため、必要に応じて項目を増やします。
話された順番で整理したいとき
「以下の講演の文字起こしを、話された順番に見出しを付けて整理してください。それぞれの見出しの下に、要点と具体例を分けて記載してください。原文にない具体例は追加しないでください。」
結論だけでなく、どのような説明を経て話が進んだかを確認したい場合に使えます。
人名や専門用語を確認したいとき
「以下の文章に含まれる人名と専門用語を、原文の表記のまま抜き出してください。表記に疑問があるものは確認候補として示し、推測で修正しないでください。」
一覧にすると、資料と照合する対象を整理できます。ただし、AIがすべての誤りを見つけられるわけではないため、人による確認も必要です。
整理前と整理後の比較
講演内容は公開を控えているため、ここでは架空の文章で整理の仕方を説明します。実際に聞いた講演や、Notion AIの実際の出力ではありません。
整理前の文章例
「新しいことを覚えるときは、一度に全部やろうとするより、少しずつ繰り返すことが大切です。それから、聞くだけで終わらず、自分の言葉で説明してみることですね。説明できないところがあれば、そこをもう一度確認するとよいと思います。」
整理後の例
| 項目 | 整理した内容 |
|---|---|
| 主題 | 学んだ内容を定着させる方法 |
| 要点1 | 一度に詰め込まず、少しずつ繰り返す |
| 要点2 | 自分の言葉で説明する |
| 要点3 | 説明できない部分を再確認する |
このように整理すると、後から重要な部分を見つけやすくなります。
ただし、整理した文章は発言そのものではありません。講演者の言葉として引用したい場合には、元の発言を確認する必要があります。
便利だった点
今回、便利だと感じたのは、要約によって講演の大まかな内容を振り返れたことです。
文字起こしでは人名や専門用語に間違いがあったため、細かな部分には確認が必要でした。それでも、要約は話の大筋を捉えていました。
講演を振り返るときには、詳しい発言を確認したい場合もあれば、「何についての話だったか」を思い出したい場合もあります。後者の用途では、今回の要約は役立ちました。
なお、作業時間は測っていないため、何分短縮できたかまでは分かりません。
間違いとプライバシーへの注意
人名や専門用語は確認する
今回、実際に間違いがあった部分です。
資料などで正しい表記を確認できる場合は、照合してから修正します。分からない言葉を、似た言葉に推測で置き換えると、意味が変わることもあります。
確認できない箇所は「要確認」と残しておくと、後から見直しやすくなります。
要約が自然でも、重要な部分は見直す
読みやすさと正確さは別です。
今回の要約は大筋を捉えていましたが、それだけで細部まで正しいとは言い切れません。正確な記録として使う場合は、人名や用語に加え、数字や条件、否定の表現なども確認したいところです。
録音と公開の範囲を確認する
講演を録音してよいか、外部のAIサービスで処理してよいか、記録を公開してよいかは、それぞれ確認します。
録音が認められていても、その内容をインターネットに掲載できるとは限りません。主催者の案内や利用条件に従い、個人情報や公開できない内容を含む画面にも注意が必要です。
この記事では、講演内容そのものの掲載は控えています。
使い方のコツ
元の文章と要約を分けて残す
保存が認められている範囲で、文字起こしと要約を分けて管理します。要約で気になる箇所があれば、元の文章に戻って確認できます。
講演の内容と自分の感想を分ける
後から読み返したときに混同しないよう、講演の要点と自分の考えを別に記録します。
例えば、次の四つに分けると整理しやすくなります。
- 講演の主題
- 重要なポイント
- 確認が必要な言葉
- 自分の感想や今後試したいこと
用途に合わせて確認する
全体の振り返りには要約を使い、正確な表現を確認したいときには元の音声や資料に戻ります。
文字起こしと要約に同じ役割を求めず、使い分けることが大切だと感じました。
まとめ
30分の講演をNotionで文字起こしし、Notion AIで要約しました。
文字起こしでは人名や専門用語に間違いがありましたが、要約は大まかな内容を正確に捉えていました。
今回の体験では、講演を振り返る補助として役立ちました。一方、正確な記録や引用に使う部分は、資料などと照合する必要があります。
要約で全体をつかみ、重要な言葉は確認する。この使い分けで、講演の記録を活用していきたいと思います。
